「車を売却したいけど車検があまり残ってなくて。。車検を通してから売った方がいいですか?」
車検の残りが少ない車の売却を考えた時にこんな疑問がでてくるのではないでしょうか。
ネットのQ&Aサイトを見てもこういった内容の質問を多く見かけますね。
では、実際に車検は通してから売却(買取査定)した方がいいのか?車検は通さず売却した方がいいのか?
この記事では、どちらがお得に売却できるのかをご紹介します。
査定前に車検は通さないほうがいい
結論からいいますと売却(買取査定)前に車検を通してしまうと結果として損をしてしまいます。
それは、車検を通したからといって、車検にかかった費用以上に買取額がプラスになる事はないからです。
車検を通してから売却をしても、上乗せしてくれる金額は4〜5万円程度でしょう。
車検にかかった費用が10万円だったとしたら、5万円近くも損をしてしまいます。
車検の残りが少なかったり、車検が切れていても大きなマイナス要素にはなりませんので車検は通さず査定を受ける方が得策です。
(車検が切れている場合は自走できないので積載車で運ぶか、仮ナンバーをとる手間がかかるため費用がかかる場合があります)
なぜ車検が残っていてもプラス査定にならないのか
もし、あなたが車検を通して丸々2年車検が残った状態で買取店が買い取っても、すぐに次の買い手が見つかる保証はなく、その分のリスクを背負う事になります。
仮に次の買い手が見つかるまで3ヶ月かかったとしたら、その分の車検の残り期間が短くなり無駄になってしまいますよね。
販売店からしてみれば、3ヶ月車検期間が短くなるくらいなら、次の買い手が決まってから車検を通す方が、次の車検まで丸々期間が残っている状態で販売できるため販売価格を高く設定しやすくなります。
中古車販売サイトで「車検整備付」となっている車を見かけることがあるかと思います。
これは現状車検が切れているけど、購入後に車検を通してから渡しますよという意味です。
車検にかかる費用分、販売価格は上乗せされていますが、新たに車を買う人にとっては車検の残りが丸々2年あるわけですし、販売店もその費用分を販売価格に上乗せして売る事ができるので双方にとってメリットになる訳ですね。
ですので、車検の残り期間はさほど買取額に影響しないので気にする必要もないでしょう。
どのくらい車検が残っていればプラスになる?
車検の残りは査定額にさほど影響しませんが、全く影響がないわけではありません。
たっぷり車検が残っている場合と、あと僅かで車検が切れてしまう場合は査定額は変わってくるでしょう。
1年以上車検が残っていればプラス査定になる可能性があると考えるのが妥当かと思います。
ただし、これは人気車ですぐに買い手がつくと予想される場合です。
あくまでも「プラス査定になる可能性がある」だけですので絶対にプラス査定をしてくれるとは限りませんのでご注意を。
車検の残り期間よりも売る時期を気にしましょう
こちらの記事でもご紹介していますが、車は売る時期によって査定額に影響してきます。
車は3月に需要が高くなり、販売店もその時期には沢山の在庫を確保しておきたいので、その1ヶ月前の2月に査定してもらうと査定額アップが期待できます。
車検の残り期間を気にするよりも売る時期を考慮して少しでも高く買い取ってもらえるようにしましょう。
まとめ
- 査定前に車検に出してしまうと損をしてしまう。
- 残車検が短かったり車検が切れていたとしてもさほど査定額に影響はない。
- 残車検よりも売る時期を考慮する。
以上、査定と残車検についてご紹介しました。
記事中でご紹介した通り、車検の残り期間はさほど査定額に影響しませんので、もし査定時に車検の残り期間が短いという理由で査定額を下げようとしてくる業者がいたら注意しましょう。