「そろそろ車を買い替えたいけど今売って損しないかな？」
「車は売る時期で査定額が変わるって聞いたけど本当？いつが高いの？」
大切に乗ってきた愛車だからこそ、なるべく高く買いとって欲しいですよね。
でもタイミングを間違えると損をしてしまう事も。
車検や税金のタイミング、車種や地域などで高く売れる時期は変わってくるので、あなたに合ったタイミングをみつけましょう！
車は売る時期によって査定額が変わるって本当？
物の値段は需要と供給の関係で価格が変わります。
もちろん需要と供給の関係は中古車にも当てはまりますので、
需要が高い時期は価格が高くなり、需要が低い時期は価格も低くなります。
車を売るベストな時期は？
では、どの時期が高く売れるのでしょうか？
車の需要がある月は3月、9月となっています。
その中でも3月は決算時期であり、4月から新生活がスタートするなどの要因により3月が1年の中で一番車の需要が高くなります。
9月も中間決済や転勤などの要因により車の需要が高くなる傾向があります。
つまり、車の需要が高まる1ヶ月ほど前に売るのが一番高く売れる可能性が高い時期です。
販売業者も需要がある時期であれば売りやすく、また高く売れるので3月に在庫をたくさん確保しようとするので、需要が増える3月の1ヶ月ほど前の2月が最も査定額が高くなる可能性があります。
売る時期を調整できるのであれば1月〜3月の時期に売るのが一番ベストでしょう。
また、中間決済時期である9月も転勤や転職による引っ越しが増えるので、需要が高まる時期ですので、1ヶ月前くらいが査定額が高くなる傾向があります。
3月に比べれば需要は低いですが、7月〜8月も高く査定してもらえる可能性があります。
2月まで待った方がいいわけではない？「注意点」
ただ、注意点としまして、5月あたりに「車を売ろうかな」と思ったとして、「2月くらいに売れば高くなるのか！じゃあ2月まで待とう！」と長い期間待つのは避けましょう。
車は時間が経てば経つほど値段が下がってしまいますので、結果損をしてしまう事もあるので注意が必要です。
例えば「2月に査定に出して他の月より5万円高く査定してもらえたとしても、2月まで待ったせいで8万円値が落ちていた」なんてことも。
6月、12月のボーナス時期も需要が高くなるって聞いたけど本当？
今までは6月、12月のボーナス時期も車の需要が増える傾向がありましたが、近年ではそれほど需要が増える事もないようです。
日本自動車販売協会連合会が出している中古車の登録台数ですが、6月、12月も他の月と比べて登録台数が多いわけではない事がわかると思います。
3月はダントツで登録台数が多いですね。
これは乗用車だけの数字ではないので一概には言えませんが、ボーナス時期は査定額の変動には大きく影響しないと考えて良さそうです。
車種や地域でも査定額は変わる
3月、9月が車の需要が増える時期とお伝えしましたが、車種によっても需要時期は変わってきます。
SUVやワゴン車など荷物がたくさん積める車はキャンプなどのアウトドアに便利なので暖かくなってきた時期から夏休みの前に、4WD車は雪道の走破性能に優れているので雪が多く降る地域や冬の前に価格が上がりやすく、軽自動車やコンパクトカーは通勤や普段使いに便利なので新生活がはじまる前の3月に需要が増える傾向にあります。
あなたの住んでいる地域や車種を考慮し一番ベストなタイミングを見つけましょう。
車を売るのにオススメなタイミング
車を高く売ることができる時期はご紹介した通り1月〜３月となっていますが、それ以外の時期に売る場合のベストなタイミングはこの4つ。
・自動車税の課税される前
・走行距離が多くなりすぎる前
・同じ車種の新型が出る前
車検を通す前
車の売却を検討している方でそろそろ車検の期間が近づいてるけど、車検を通してから売った方がいいのか、車検を通さないで売った方がいいのか悩んでる方もいるかと思います。
結論からいいますと「車検は通さずに売ったほうがい」です。
車検を通してから売った方が査定額が高くなるような気もしますが、実は車検の残り期間が長いからといってそこまで査定額に影響はありません。
車検費用はおおよそ、軽自動車で5〜7万円、普通自動車で8〜10万円ほど。
車検代の方が高くつく場合がほとんどですので、車検の残りが少なくても気にせず査定をしてもらいましょう。
車検を通しても査定にはほとんどプラスの影響がないので、車検が切れる直前まで乗っていた方がお得ということになります。
車検の残り期間が1〜2ヶ月くらいだと売るのにベストなタイミングです。
自動車税の課税される前
自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者に対して課税されます。
これは毎年かかる税金で4月1日時点で1年分を納税する形になります。
ですので、例えば5月に車を売却したら払いすぎた分の税金を還付するための手続きが必要になってきますので面倒な手続きが増えてしまいます。
また、自動車税が還付される条件として、その車が廃車として手続きされなければなりません。
4月1日時点での”所有者”に課せられる税金なので、”所有者がいない状態＝廃車”にしなければならないのです。
※軽自動車には還付金はありません
車を売却する場合は、すでに支払っている自動車税や自動車重量税などの金額を買取額に上乗せしてくれますので、査定をしてもらう際に税金分も買取額に反映しているか確認してみるといいでしょう。
走行距離が多くなりすぎる前
車の買取で査定額に大きく影響してくるのが、その車の年式と走行距離。
年式が古いほど買取額はさがりますし、走行距離が多いほど買取額は下がります。
走行距離の目安としては1年で1万キロが基準となっています。
つまり3年乗った車であれば3万キロを超えて走行していたら”走行距離が多い”と判断されてしまいます。
だいたい5万キロ、10万キロあたりのキリがいい数字を超えてくるとガクンと買取額が下がります。
もし、車の売却を考えているのであれば、早めに売った方がお得になります。
同じ車種の新型が出る前
同じ車種の新型（モデルチェンジ）が発表されると、「型落ち」となってしまい価格が下がり1ヶ月で20万円も買取額が変わるケースもあります。
全ての車種で大きく買取額が下がるという訳ではありませんが、新型がでると乗り換えを検討する人が増えるので型落ちの車は市場にたくさん出回ってしまうため価格が下がりやすくなります。
モデルチェンジをする前に売った方がお得に売れるでしょう。
車を高く売るためのポイント
車をきれいにしておく
車をきれいにしておきことで大きく査定額がプラスになることはありませんが、査定をしてもらう際に「大事にのってきた車なんだなと」思わせることで心象がよくなり少なからずプラスになるでしょう。
きれいにするといってもカークリーニングに出す必要はなく自分でできる範囲できれいにしておく程度で大丈夫です。
洗車の際は車内の臭いにも気を使いましょう。
純正部品や付属品は用意しておく
車を購入したあとに自分好みに車をカスタムする方も多いかと思います。
しかし車を売る際は純正部品の有無が重要になってきますので、手元にある場合は純正に戻すか純正部品もある旨を買取業者に伝えましょう。
また、スペアキーや説明書などの付属品もあった方がいいのでこちらも揃えておきましょう。
下取りではなく買取査定で
車を売る方法には「下取り」と「買取」の2つがありますが、車を高く売りたいのであれば買取がおすすめ。
個人間売買で売る方法もありますが、手間やトラブルの元なのであまりおすすめできません。
下取りのメリットは手間がかからずスムーズに進めらることですが、少しでも高く売りたいなら買取業者に買い取ってもらうことをおすすめします。
買取業者の方が下取りよりも10万円以上も高くなることも珍しくありません。
一括査定を利用する
買取業者に買い取ってもらうことをおすすめしましたが、一括査定サービスを利用するのがオススメです。
複数の買取業者に一括で査定依頼ができるので手間も省けますし、業者間の買取競争も起きるので1つの業者に査定をしてもらうよりも買取額が上がる可能性があります。
まとめ
車を高く売りたいのであれば時期やタイミングも重要ということをご紹介しました。
・高く売れるタイミングは「車検を通す前」「自動車税の課税される前」「走行距離が多くなりすぎる前」「同じ車種の新型が出る前」
・下取りではなく買取を選ぶ
車をできるだけ高く売るということを軸にご紹介してきましたが、やはり少しでも車を高く売りたいのであれば一括査定サービスは必須で利用したいところ。
どの一括査定サービスを使えばいいか分からないって場合はこちらの記事も参考にしてみてください。
