【車査定の有効期間】どれくらい走っても平気?どれくらい期間が経っても値段下がらない?

車査定の基礎知識
qimono / Pixabay

車の査定額に大きく影響してくる走行距離と年式。
走行距離が多いと査定額は下がりますし、年式が古い車ほど査定額は下がります。

一度査定をしてもらって査定の買取額が決まった場合などに実際に買取業者に受け渡すまでにどの程度の距離なら走っても買取額が変わらないのか、売却が決まってからどのくらいの期間で車を受け渡せば買取額が変わらないのか気になっている方もいるかと思います。

・車を売るのは少し先になりそうだけど、まずは査定をして金額を知りたい。
・査定をしてもらったけど、すぐに手放せない事情ができた。どれくらいの期間なら同じ査定額で売れるの?
・査定をしてもらって売却が決定。売るまでに遠出の予定があるけどどれくらい走っても査定額は下がらない?

など、査定をしてもらってから売るまでのタイミングはどれくらいの猶予があるのか気になるところですよね。

そこで今回は、車を売るつもりだけど実際に売るのはもう少し先という方や査定をしてもらったけど売ろうか悩んでいる方、すぐには受け渡せない事情ができてしまった方など、査定をしてもらった後にどのくらいの走行距離なら買取額が変わらないのか、どのくらいの期間なら買取額が変わらないのかをご紹介します。

車の買取額の判断基準は?

まずは車の買取額はどのような事項で決まっていくかをを知っておく必要があります。
これを知っておくことによって、どのくらい猶予があるのかの目安にできるので焦ったりすることも減るでしょう。

査定額に大きく影響するのがこちら。

・車種
・グレード
・年式
・走行距離
・事故の有無(車の状態)

これは大体見当がつくとは思いますが、人気の車種や新しい車、走行距離が少ない車が高く売れます。

このような車は需要も高く買い手がすぐ見つかる可能性が高いので、買取業者が“売りやすい”車だからです。

買取業者は買い取った車を売って利益を得ているのですぐに買い手がつきそうな車であれば喜んで買取をします。

ただし、いくら人気の車種や新しい車であっても「走行距離」「事故の有無」が大事になってきます。

最近の人気車種「プリウス」を例にあげると、
2016年式、走行距離が20,000kmの場合、買取相場が106万円〜155万円
2016年式、走行距離が70,000kmの場合、買取相場が95万円〜144万円
年式が同じにもかかわらず走行距離の違いだけで10万円ほどの違いがでてきます。

参考:ズバット中古車の査定相場

また、車は日に日に値段が下がるナマモノと考えておいた方がいいかもしれません。

まずは査定額だけを知りたい場合

車の売却を検討しているけど売るのはまだ先だからまずは買取額だけでも知りたいという場合。
実際の買取額を知るには査定をしてもらわないと値段がつけられませんので、まずは査定をしてもらう必要があります。

では、売却がまだ先だけどひとまず査定だけしてもらった方がいいのでしょうか?
もちろん答えはNOです。

例えば、車の売却を考えているのが3ヶ月先であれば現時点で査定をしてもらっても、3ヶ月後にはその値段で買取をしてもらえないからです。

「時間が経てば買取額が下がるのは理解してるから大丈夫!」
という方でも、現時点で100万円の買取額がついた車が3ヶ月後に再度査定をしてもらったら80万円になってしまった..
なんてことになったら20万円損した気分になってしまいますよね。

ですので実際に車を手放すタイミングになってから査定をしてもらうのがベスト!

具体的な金額を把握しておきたいという気持ちはわかりますが、ここは堪えておおまかな相場をしるくらいにしておきましょう。

査定後にすぐに売れない事情ができた場合

実際に査定をしてもらい買取額も決まり残るは契約のみ!という段階で、すぐに車を売れなくなる事情ができてしまうケースもあるかと思います。

「これから夏だしやぱりレジャーで車を使いたい」
「これから寒くなるからやっぱり移動は車がいいな」
といったような心変わりかもしれませんし、
「実際に売却が決まったら手放すのが寂しくなった」
といったような不安もあるでしょう。

また、急な転勤や通勤、怪我や病気などで車が必要不可欠になってしまう事情も起こり得るかと思います。

そんな場合、どれくらいの期間なら査定をしてもらった時と同じ金額で売却できるのか。
もちろん売却先の査定業者によって違ってきますが、目安としては2週間くらいでしょう。

先にもご紹介した通り車はナマモノですので日に日に値段や価値が下がります。
極端に言ってしまえば明日には買取額が下がってしまう可能性も。

もし特別な事情で売れないのではなく、心変わりで売却を先延ばしにしたい場合は買取額が下がることを念頭に置いて本当にまだ車が必要なのか考える必要があります。

実際どれくらいで買取額は下がる?

どのくらいの期間でどのくらい値段がさがっていくのか見てみましょう。

グーネットの買取相場シミュレーターでは半年先の予想相場も出してくれるのでその車種がどれくらい値段が下がっていくのかの目安になります。

こちらの画像では3ヶ月後からガクンと下がっていますね。

この場合、1月から2月は中古車の需要が高まるので、その影響で2月までは”通常より値段の下がり幅が少ない”状態と言えます。

売る時期やタイミングによって値段の落ち方も変わってきますので、気になる方は利用してみるのもオススメ。

その車種のマイナーチェンジや新型の発表などがあると一気に買取額が下がるのでここにも注意しておきたいとことです。

査定後から売却までに長距離を走る予定がある場合

査定も終わり、売却の契約も完了!車の受け渡しは1週間後だけど、その間に長距離を走る予定がある..といったケース。

買取額も決まって契約もしてるんだからいくら走っても大丈夫でしょ?と思っている方は要注意。

走行距離は車の買取額に大きく影響するとご紹介しました。
また、走行中に事故を起こしてしまう可能性もあるので、可能ならば長距離の走行は控えた方がいいでしょう。

何キロまでなら走って大丈夫なの?

では実際に何キロまでなら走っても大丈夫なのか?を調査してみました。

これも買取店によって判断は変わってきますが、おおよそ1,000kmくらいであれば買取額が変わらないといった買取店が多いようです。※正確には査定をしてもらった買取店に確認をしてください。

1,000kmといえば東京-大阪を往復できるくらいの距離ですね。

ここで注意しておきたいのは、内外装の状態が査定時と大きく変わらないこと。
事故を起こしてしまってバンパーが大きく凹んでしまった場合や、運転中にコーヒーをこぼしてしまいシートに大きくシミが残ってしまった場合など。

この場合には買取額が下がってしまうことは避けられません。

買取額が下がってしまうなら他の買取店で再度査定してもらうのも手ですね。

査定後にどれくらい車を使っていいのか?のまとめ

車を査定してから受け渡すまでにどれくらいの期間なら査定額が有効なのか、それくらいの距離なら走って大丈夫なのか、をご紹介しました。

まとめると、

・車を手放せるタイミングになってから査定をしてもらうのがベスト
・査定から2週間くらいはその査定額が有効
・査定後1,000kmくらいなら走行しても問題ない
・ただし、事故や内装の汚れなどには注意

全てが買取店の判断や状況でのケースバイケースになってしまうため「このくらいなら絶対大丈夫!」と断言することはできないのですが、一つの目安としてお役にたてれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました